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庵治石の墓石の価格(値段)や特徴。庵治石で墓石を建てるには。  

庵治石(あじいし)とは?

日本三大花崗岩(みかげ石)の一つとしても知られ、世界でも花崗岩のダイヤと呼ばれて高く評価されている石材です。きめ細かな地肌であるがゆえに風化に強く、磨けば磨くほど艶を増していきます。正式名称は「黒雲母細粒花崗閃緑岩」で、主成分は石英と長石、そこに少しの黒雲母が含まれている石です。

庵治石の産地

香川県高松市の北東部に位置する庵治町と牟礼町、源平合戦の古戦場で知られる屋島の対岸にある庵治半島の霊峰五剣山で産出しています。

 

庵治石の歴史

古くは平安時代から使われた記録があります。平安時代1339年 京都岩清水八幡宮の宝殿・幣殿・拝殿の再興(建武回録記より)に庵治石が使われた記録が残っています。それ以後も大阪城、高松城の築城、屋島東照宮の造営、皇居の御造営、現在では首相官邸にも使用されており、有名建造物にも使用されてきました。
お墓に使う石としては明治時代より庵治石への評価が徐々に高まり、第2次世界大戦後は墓石向けの需要が増加するとともに、最高級墓石材として認められるようになりました。今現在では日本の著名人のお墓にも多数使用されており、墓石のプロである石屋が自分の家のお墓を建てる場合、庵治石で建てるということからも庵治石への信頼性がうかがえます。

庵治石の特徴

最大の特徴は、「斑(ふ)が浮く」という現象です。「斑」とは、よく研磨した石表面に黒雲母が特に緻密に入り、まだら模様に濃淡が出ることで、斑が浮くとは石の表面が二重の絣模様(かすりもよう)のように見えることをいいます。この現象は世界の石材の中でも他に類がないとされており、庵治石特有の現象とされています。この希少性、特質から、石材の単価としては世界一と評価されています。

最高級庵治石の価値

1.質の良さ
水晶と同じ硬度で細かな加工が可能であり、吸水率も低いため、風化・変質にも強く彫刻した文字が崩れにくく、変色しにくく、艶のもちが良いといわれています。

2.「斑(ふ)が浮く」
斑と呼ばれるよく磨いた庵治石の表面に黒雲母が緻密に入り、まだらな地模様に濃淡が出る特徴が庵治石のみとされています。

3.庵治石の希少性
庵治石は他の産地の丁場(採石場)に比べて採石段階で岩盤に入っている亀裂が多く大きい石が採石されにくい特徴があります。そのため現在庵治石として採石される石のうち墓石として製品化される割合は、わずか数パーセントといわれています。残りの90数%は建設資材として、埋め立て用、土台用などになるため庵治石の墓石はとても希少性が高くなります。

大丁場(おおちょうば)の庵治石とは

丁場とは採石場のことで、庵治石の中でも、最高級と評される石が「大丁場」で採掘される「庵治石」です。
大丁場はもともと江戸時代、讃岐国高松藩松平家の所有する御用丁場で、ここから切り出される「御用石」は、高松城の工事のほか、藩主が建立した墓石や灯籠など各地に残る石造物にも数多く使われました。その後、明治期の廃藩置県とともに封建制度が改められると、この御用丁場は旧高松藩の筆頭家老(大老職)であった大久保家の所有となり、この頃より「大丁場」と呼ばれるようになりました。
庵治産地には現在、大丁場・中丁場・庵治・野山の4地区に採石場があります。およそ450年続くとされる一番古い採掘場が大丁場地区で、庵治石細目の7~8割がここで採られています。庵治石の中でも最も埋蔵量が多く最高級品質の庵治石が採れると言われています。石の層もさることながら、岩盤の角度や石の採りやすさという点でも大丁場は群を抜いています。

庵治石の種類

庵治石は大きく分けると石目が細かく青みを帯びた細目(こまめ)と石目が粗く淡い色合いの中目(ちゅうめ)に分類されます。

庵治石細目

庵治石中目

庵治石のデータ

[比重](t/㎥)2.65 [吸水率](%)0.15 [圧縮強度](N/m㎡)155

他の国産材の数値と比べまして、比重が高く、吸水率も低く、圧縮強度も優れているため墓石には最適な石材です。

庵治石の加工

庵治の工場で行います。国内最高水準の加工精度です。原石の選定、切削、加工、研磨、検査にいたるまで手を抜くことなく専門の職人が工程ごとに行いますので、中国加工や他の国内の加工と比べましても仕上がりが格段に違ってきます。

庵治石の原石

庵治石の墓石の価格

庵治石の墓石の価格ですが、世界一高価な墓石材とされています。当社周辺含めてこの東海地方で一番多い和型の名古屋型8寸3段の墓石を庵治石細目の原石を使用して建てますと完成価格で200万円(税別)から建立可能となっています。からとなっていますのは等級があり、さらに庵治石細目の上のランクの原石を使用しますと価格が上がります。九寸角以上や、洋型墓石ですと使う石のランクと量によって価格は変わってきます。詳しくはお見積り時におたずねください。

また当社周辺含めまして庵治石の墓石の相場を調査いたしました。こちらの記事もご覧ください→庵治石の墓石の価格比較(値段)

庵治石で墓石を建てる期間(納期目途)

庵治石で墓石を建てられる場合の納期ですが、名古屋型8寸角3段の墓石の場合でお申込みから約3か月程度~となっています。山の採掘状況、原石の状態により良い墓石をお作りするため余分にお時間をいただく場合がございます。またこれより大きいサイズになりますとさらに1~3か月程度余裕をみていただく必要がございます。

庵治石の施工例

庵治石細目

このような庵治石もある

八寸角三段の大きさで200万円以上はする庵治石細目ですが、下記のような庵治石の製品をみかけましたら少し注意が必要です。

1.斑がまったくでていない→斑がでていない庵治石もあります。また庵治石の中でも等級が低い可能性があります。

2.証明書がない→中国加工の庵治石があると聞いたことがあり(当社では取り扱いをしていないが)それらの庵治石は厳しい選別から外れたランク外の石を中国に持ち込んで加工した可能性があります。また庵治石とは全く別の石の可能性もあります。

3.価格がかなり安い→厳しい選別から外れたランク外の石の可能性あり、また庵治石とは全く別の石の可能性もあります。他には、庵治石の細目ではなく、中目のほうが価格が安いので庵治石の細目だと思っていたら中目だったということもあります。

4.庵治石としか書いていない→庵治石でも細目なのか中目なのかで品質も価格も大きく異なりますので、まじめに庵治石を販売する場合細目、中目の表記は必ずすると思いますので表記がない場合は細かく聞く必要があります。

庵治石の墓石を近藤石材店で建てていただくメリット

1.庵治石の中でも良質な原石を厳選 庵治石最大の埋蔵量で最高級品質の庵治石が採れる大丁場の石を厳選

2.庵治石の匠による加工 国内加工の中でも最高水準の加工精度の工場で加工

3.当社の施工体制で安心 他人任せずにせず、100年以上続けてきた丁寧なお墓づくり

4.少人数で長年コツコツと丁寧、確実な仕事に取り組んでいる石屋ですので、営業マンにかける人件費、過大な広告費、外注費がなくその分良い庵治石の墓石が建てられます。

5.岐阜県、愛知県、三重県はもとより、滋賀県、京都府、福井県等にも出張工事を行っており、特に都市部よりも安価に建てられた実績がございますので是非お声がけください。

庵治石の墓石のまとめ

世界でも最高級の墓石材であり、高い品質と長い歴史、優れた採石・加工技術で庵治石の墓石ができます。庵治石で作るお墓はとても素晴らしいです。庵治石でお墓をお考えの際は、お客様と一緒にお墓づくりがしたく全力で取り組みいたしますので、ご不明な点、見積もり依頼、展示場の見学などお気軽にご依頼くださいませ。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。

見積りのご依頼やご相談はお気軽にご連絡下さい。

お墓作りは一生に一度の場合が多く、一般の方には分かりにくいとされています。
私たち近藤石材店が出来る事は、お客様一人一人に対して親身に接し、色々なご要望に柔軟に対応させて頂く事だと考えています。

長い歴史で培ってきた知識や技術を漏れなく発揮し、強い責任感と自信を持って、これまでも、これからも、お客様の力になる事を目標に、精神誠意尽くしてまいります。
是非ともお気軽にご相談頂けますと幸いです。

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